控え目に自転車をこぐ先生と読みかけの本

控え目に自転車をこぐ先生と読みかけの本

蝉ももう鳴いていない夏の夜。
少年は家の縁側に座り、西瓜をかじっていた。
西瓜をかじっては種を庭に向かって吐き出していると、ときには種がうまく飛ばずに、自分の足に落ちる時もあった。
傍に置いた蚊取り線香の匂いと、星のよく見える暑い夜、それからスイカの味。
少年はそれぞれを感じながら、この夏これからどんなことして遊ぼうかな、と思っていた。

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あなたが考える「幻」と、一般的に想像する「幻」は、もしかするとまるっきり違うのかもしれない。そうやって考えてみると、少し不思議な感じがする。
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